おかげさまで中央国際高等学校は、平成25年10月に開校致しました。

 

設立への想い

現代社会は子どもたちや保護者の価値観多様化を背景とした様々な問題を抱えています。
学校(国・公・私立の小・中・高等学校)における暴力行為の発生件数は平成21年度に約9千校で約6万1千件発生し過去最悪を記録しました。
いじめの認知件数も約1万5千校で約7万3千件発生しており依然として高い水準にあります。これらを背景として、不登校を理由に年度間に30日以上欠席した児童生徒数は約17万4千人に上り、さらに、数字には表れない躓きを抱えた子どもたちも含め、心の傷を癒し鍛える場が重要となってきております。

また、家庭環境・経済環境も大きく変化し、ひとり親と子どもの世帯数は1975年の140万世帯から2009年には320万世帯に増加し、生活保護受給世帯数も1975年の約70万世帯から2011年には約150万世帯に増加しています。
非正規雇用者数は年々増加し、シフト制による24時間勤務を行う製造業やサービス業も増えている一方で、就業を希望する若年無業者(15歳~34歳)と就業を希望しない若年無業者(いわゆるニート)が約60万人前後いると推計されています。
内閣府の調査では100万人に達するという試算もあり、少子高齢化が急速に進行する中で、若年層は外在的要因と内在的要因の両面で大きな問題を抱えていることになります。

これらの現象に対し、これまでの日本社会は再挑戦の機会に乏しく、周囲とは異なる進路を選択することは好まれず、定時制・通信制高校は制度設定時の想定とは異なり、学力や学習意欲の低い者が通うという認識が、当人も含めて醸成されていました。

一方で、32年に渡る通信制サポート校「中央高等学院」では、ほとんどの生徒が高等学校卒業資格や高等学校卒業程度認定試験を得て社会に巣立っております。
これは、他者に受け入れられる安心感やどこかに所属しているという安心感をつくり、他者を尊重して自己も承認されるという交流の機会を大切にしているからです。
その上で、新しい自分を発見し次のステップへと進む自己実現のプロセスを生徒と一緒につくりだしています。
心に何かしらの傷を抱えた子、一人で新しい道に進もうと模索する子、他との違いに苦悩する子など、多様な子どもたちに対して、それぞれの道を示してきました。

これらの理念と実績を活かし、苦悩する多くの若者たちが“社会を生き抜く力”を身につけて社会に貢献するよう、学校法人「中央国際学園」を設立し、あわせて広域通信制の中央国際高等学校を設置いたします。